薪ストーブの基本と使い方〜知っておくべき注意点!!

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薪ストーブとは

薪ストーブとは、木材を燃料として使用する暖房機器。 薪を燃やしやすいことで発生する熱を利用して室内を温める仕組みで、秋や冬などの季節に使われることが多いです!簡単に薪ストーブの特徴を説明します。焚き火とはまた違った雰囲気も楽しめるので、参考になれば嬉しいです!!

薪ストーブの特徴

  1. 燃料に薪を使用する
    • 燃料に使うのは自然の木材です。薪は自分で調達・加工したり購入したりすることが可能で、地域によって廃材を使ってコストを重視。
  2. 高い暖房力
    • 他の暖房器具と比べて暖房力が強く、特に冷え込む地域では一家に一台が基本の暖房器具となっております。 鉄製や鋳鉄製のストーブは熱の保持力が高く火が消えても余熱でしばらく暖かさが持続。
  3. 視覚的な癒し効果
    • 炎の揺らぎでリラックスができ、薪がはぜる音は、見ているだけでも効果があり、薪ストーブと自然のつながりを感じられることから、最近注目を集めています。
  4. 料理や加湿にも活用
    • 薪の上でやかんや鍋を置いてお湯を沸かしたり、料理を温めたりできるため食卓に温かい料理を提供する対策に役立ちます。
  5. 緊急時や災害時も使える
    • 薪は電気やガスを使わないため、緊急や災害時にストーブ代わりになり、寒冷地や山間部での防災用暖房としても人気があります。

二次燃焼とは

薪ストーブには、二次燃焼を備えている物があります。二次燃焼とは薪の燃焼効率を高め、未燃焼ガスを再利用することでクリーンで効率的な燃焼を実現する仕組みです。可燃性ガスが発生しますが通常の燃焼では完全に燃え尽きないことが多く、煙となって排出され二次燃焼機能を備えた薪ストーブでは、この未燃焼ガスをもう一度燃やし熱に変換します。

  • 初期燃焼 薪が燃え始めると、酸素と木材の化学反応によって熱が発生し、木材からガスが放出。この時点ではまだ完全に燃え上がってないため、未燃焼ガスが残る。
  • 二次燃焼室への導入 薪ストーブ内部に設置された二次燃焼室(または二次燃焼ゾーン)では、未燃焼ガスと追加の酸素を取り込むことで再燃焼を促進。酸素は、通常、ストーブ内の特別な空気流入機構を通じて供給されます。
  • 再燃焼 未燃焼ガスが二次燃焼室で再燃焼することで、さらに多くの熱が発生。このプロセスにより、燃焼効率が向上しより少ない薪でより多くの熱を得ることができる。

二次燃焼のメリット

  • 効率の向上 二次燃焼により燃料の燃焼効率が大幅に向上するため、同じ量の薪で長時間の暖房効果が得られます。
  • 環境に優しい 燃焼が効率的になるため、未燃焼ガスや煙の排出が減り、環境への負担が軽減されます。煙やその発生も抑えられるため、大気汚染の原因となる物質の放出も減ります。
  • 掃除が楽 スヤタールの発生が少ないため、煙突の掃除や掃除の頻度を減らすことができます。

二次燃焼のデメリット

  • コストが高い 二次燃焼式の薪ストーブは、通常の薪ストーブよりも構造が複雑で、部品が増えるため製造コストが高くなります。そのため、購入価格も高くなりがちです。
  • メンテナスが必要 二次燃焼ストーブでは、空気の流れを調節するダンパーやバッフルが生じており、これらの部品に煤や灰が集中しやすくなります。 定期的なメンテナンスが必要で手間やコストがかかる。
  • 使用時の調整が難しい 二次燃焼の仕組みを最大限に活用するには、適切な空気量の調整が重要。初心者向けは、二次燃焼の働きを意識しながらの火加減調整が難しい場合もあります。

薪ストーブの使い方

設置と準備

  • 設置場所 薪ストーブは一定の距離を取って設置する必要があります。周囲に可燃性のものがない場所を選び、煙突の排気が外へスムーズに行くように設置するのが一般的。
  • 燃料の準備 使用する薪は乾燥したものを選びましょう。湿った薪は燃焼効率が低く、煙やススが多く発生しやすい。

薪ストーブの火入れ方法

  • 空気の調整 薪ストーブには、空気量を調節するダンパーや空気取り入れ口があります。最初は空気の取り入れ口を全開にして薪に酸素を送り込みやすくする。
  • 火種 火をつけるために、新聞紙や細い小枝など燃えやすいものを置き、火種はストーブの奥側に置くと燃焼効率が上がります。
  • 薪を選ぶ 細い薪から少し大きめの薪の順に積んでいきましょう。

火を安定させる方法

  • 空気量の調整 火が安定してきたら、空気の取り入れ口を少し絞ります。空気が少なくなると薪はゆっくり燃えるようになり、長時間の燃焼が可能。
  • 二次燃焼 二次燃焼機能がある場合、未燃焼ガスを再燃焼させて燃焼効率が向上。 燃焼が安定してきたら二次燃焼用の空気を調整して、無駄な煙や発生を抑えましょう。

薪の追加方法

  • 新しい薪を入れるタイミング 炎が落ち着いて、燃え残りが少なくなってきたタイミングで追加するのがベスト。完全に消えてから追加すると火を起こすのが大変なので、余熱が残っているうちに入れてください。
  • 薪を入れるときの注意 屋外のときは、少しずつ開けて煙の逆流を防ぎます。

注意点について

薪の使用には、いくつかの注意点があります。ストーブの安全性と快適さを求め使用するために、以下の点を参考にしてください。

煙突の掃除と点検

  • 定期的な掃除 煙突内にはススやタールがたまりやすく、放置すると煙突火災の原因になります。年に1~2回程度クリーニングを行うのが理想的。
  • 点検 煙突の接続部や隙間に異常がないか定期的に点検しましょう。煙の逆流や煙突からの漏れを防ぐためにも重要。

乾燥した薪の使用

  • 乾燥具合 湿った薪を使うと、燃焼効率が悪く煙やススが多く発生。 最低でも1年、2年ほど乾燥させた薪を使うと燃焼が安定し煙も少なくなります。
  • 薪の種類 広葉樹(ナラやカシなど)は密度が高く燃焼時間が長いため、燃料としておすすめ。 針葉樹は燃えやすいが、短時間で燃え上がるため、補助的に使用すると良い。

換気の確保

  • 酸素供給 薪ストーブは酸素を消費して燃焼します。 室内の酸素が不足すると一酸化炭素が発生するリスクがあるため、適切な換気が必要。キャンプなどの外での使用に関してはそこまで気にしなくてもいいですが、テント内での使用の場合は十分な換気が必要になる。
  • 一酸化炭素検知器 一酸化炭素中毒を防ぐために、テント内に一酸化炭素検知器を設置するのが有効。

火の管理

  • 火災の危険性 薪ストーブは非常に高温になるため、火の粉や小さな薪の破片が飛ぶことがあります。ストーブの近くに可燃性のもの(家具やカーテンなど)を置かないように、火の扱いには十分注意が必要。
  • 火傷防止 本体が非常に熱くなるため、小さな子供やペットがいる家庭ではガードを設置し、直接触れないように気をつけましょう。

灰の処理

  • 冷却後に処理 燃焼後の灰も高温のまま残っている場合があるため、しっかり温度が低くなってから専用の金属製の容器に移しての処理が必要。
  • 灰の再利用 完全に冷えた灰は、土壌改良材として庭にまくなどの再利用も可能。

薪の保管場所

  • 湿気を気にする 薪は乾燥した場所で保管し、湿気を気にすることが重要。 通気性のある屋外の棚や薪小屋で、床から離して保管すると良い。
  • 正しいサイズ ストーブに合ったサイズに割ることで、燃焼が均一になり発火のコントロールがしやすくなる。

使用前の準備と使用後の確認

  • 使用前のチェック 使用前に薪ストーブや煙突に異常がないか確認。
  • 消火の確認 使用後は火が完全に消えていることを確認。

まとめ

薪ストーブの簡単な紹介をしましたが〜仕組みや特徴について少しでも知って貰えたら嬉しいです!!自分も薪ストーブにはお世話になっています。特に庭などで使うことが多いですが、二次燃焼はとても良いです!住宅街では特に煙が出ることに関して周りに迷惑がかかる心配が出てきますが、二次燃焼のおかげで煙もあまり気にしなく焚き火を楽しめるアイテムとして活用しています!!でも全く煙が出ないわけではなく、温度不足薪の湿気空気の流れにより初めは煙が出ることがあります。薪ストーブの利点はたくさんあるので是非試して体験し、使う場所やサイズなど自分に合ったスタイルのお気に入り薪ストーブを見つけて、寒さの中でも暖かさ感じて楽しんでください。

おすすめの薪ストーブ!!
使う場所や大きさ・使いやすさ等を考えて〜色々検討していくのも楽しいですよ!!

最後までご覧いただき、ありがとうございます。新しい記事をお楽しみに!!

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